教職員の皆様へ
平成15年に「性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」が制定され、学校における性同一性障害に係る児童生徒への対応についても必要性が認識されるようになりました。
平成27年4月30日に、文部科学省は「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細やかな対応の実施などについて」を通知しました。
そして、平成28年4月に、その具体的な対応の一指標として、教職員向け周知資料パンフレット(下記からダウンロードできます)が文部科学省から配布されました。
性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細やかな対応などの実施について(教職員向け)文部科学省
セクシュアルマイノリティの生徒から相談を受けた場合の対応
セクシュアルマイノリティの生徒から相談を受けた場合の対応として、心掛けたいポイントが「LGBTってなんだろう」という本に非常に端的に記載されていたのでご紹介します。
大見出しだけの紹介に留めますので、詳しくは本をお読みになってください。
薬師実芳・笹原千奈未・古堂達也・小川奈津己(2014)「LGBTってなんだろう」合同出版より
<カミングアウトを受けるときの6ヵ条>
① | 最後まできちんと話を聞く |
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② | セクシュアリティを決めつけない |
③ | 「話してくれてありがとう」を伝える |
④ | 「どうして伝えてくれたのか」 「何に困っているのか」を聞く |
⑤ | 「だれかに話しているか」 「誰に話してもいいか」を確認する |
⑥ | つながれるための情報を伝える、つながる |
<「相談しやすい先生」の6ヵ条>
① | 話を聞いてくれる先生 |
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② | LGBTを笑いの対象にしない先生 |
③ | 「男性/女性だけじゃない」を知っている先生 |
④ | 「異性愛だけじゃない」を知っている先生 |
⑤ | 「LGBTを知っている」 「知りたいと思っている」 を伝えてくれる先生 |
⑥ | 多様性への理解が深い先生 |
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